
1月7日は何の日?
- 人日(七草の節句)
- 爪切りの日
人日(七草の節句)
五節句の一つ。
朝に春の七草である
- セリ
- ナズサ
- ゴギョウ
- ハコベラ
- ホトケノザ
- スズナ
- スズシロ
他にも、冬に不足しがちなビタミンCを補いつつ、正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休めるためとも言われている。
なぜ「人日(七草の節句)」なのか?
古来中国では、正月の1日から7日までを特別な日としていた。
- 1日は鶏を殺さない「鶏の日」
- 2日は犬を殺さない「犬の日」
- 3日は猪(豚)を殺さない「猪(豚)の日」
- 4日は羊を殺さない「羊の日」
- 5日は牛を殺さない「牛の日」
- 6日は馬を殺さない「馬の日」
- 7日は犯罪者に対する刑罰は行わない「人の日(人日)」
日本では平安時代から始まり、江戸時代より一般に定着した。
人日を含む五節句が江戸時代の公式行事となり、人日以外は祝日と定められていた。
しかし、改暦の年である1873年(明治6年)1月4日太政官第1号布告「五節ヲ廃シ祝日ヲ定ム」によって廃止となった。
爪切りの日
新年で初めて爪を切る日。
なぜ「爪切りの日」なのか?
七草を浸した水に爪をつけ、柔かくして切ると、その年は風邪をひかないと言われているからです。
つまり、1月7日は1年を健康に過ごすための大事な日でした。
ちなみに、、、
「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」と言われていますが、なぜか知っていますか?
今では夜に暗くなったら電気を点けて部屋を明るくするのは常識となっていますが、昔は電灯もなく、今のような爪切りもありませんでした。
暗い中刃物を使って爪を切るのは危険な行為で、手元がよく見えず誤って皮膚を切ってしまうこともありました。
その傷口から雑菌が入る⇒それが原因で病気になる⇒親より先に死んでしまう⇒「親の死に目に会えない」と言われるようになりました。
つまり、夜は暗くて見えづらいので爪を切るのは危ないよ、という教訓のようなものでした。
今はLEDのおかげでいつでも明るい部屋になったので、夜に爪を切っても大丈夫ということです。