打上花火

『歌詞の意味を知れば、音楽に魂が宿る』

こんにちは。
nktatです。

今回は米津玄師さんが歌う、「打上花火」の歌詞の意味について考察していきたいと思います。

打上花火とは?

「打上花火」は、「DAOKO×米津玄師」名義によるコラボレーション楽曲で、4thアルバムである「BOOTLEG」で米津玄師さんがセルフカバーしました。
新房昭之監督のアニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の主題歌に起用されています。

「打上花火」は、バラードでありながらエモーショナルに、そのうえで夏の切なさみたいなものを凝縮できるような曲にしたいという、米津玄師さんの思いが込められた曲になっています。

アルバムおすすめ!
1stアルバム | diorama
2ndアルバム | YANKEE
3rdアルバム | Bremen
4thアルバム | BOOTLEG
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どんな人におすすめな曲なのか?

こんな人におすすめな曲

・夏の切なさを感じたい人
・打上花火の余韻に浸っている人

「打上花火」の歌詞から、私が解釈した内容を簡単にまとめてみました。

パッと光って咲いた。
花火を見ていた。

きっとまだ。
終わらない夏が。
君と僕の。
曖昧な心を。
解かして繋いだ。

君と過ごせる夏も。
終わりが近づいてきていた。

ずっと。
この夜が。
続いて欲しかった。

「あと何度君と同じ花火を見られるかな」って。
笑う顔に何ができるだろうか。

パッと花火が。
夜に咲いた。
夜に咲いて。
静かに消えた。

消えないで。
消えてしまったら。
君との時間が終わってしまう。

もう少しだけ。
君と一緒にいたいから。

もう少しだけ。
君と一緒にいさせてよ。

君のことが。
好きだから。

それでは歌詞の意味について考察していきます!

歌詞の意味を考察!

夜空にパッと光って咲いた花火と共に消えゆくものとは?

君は今も元気ですか?
新しい場所には慣れましたか?

君と一緒に過ごしたあの日のことは。
忘れません。

一緒に海を見て。
花火を見て。
手も繋いだね。

君はまだ覚えていますか?
僕は。
鮮明に覚えています。

もう少し。
大人になったら。
君を探しに行くから。

だから。
待っていて。

もう少しだけ。

あの日見渡した渚を 今も思い出すんだ
砂の上に刻んだ言葉 君の後ろ姿

-出典:米津玄師/打上花火/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

夏の夕暮れ。
昼間の暑さが少し和らぎ。
吹く風が少し心地よくも感じる。

空は赤く染まり。
今日という日の終わりが。
ゆっくりと近づく。

だんだんと暗くなるにつれて。
だんだんと大きくなる。
ヒグラシの鳴き声と。
波の音。

今でも忘れない。
あの日見渡した渚を。
今も思い出すんだ。

自転車で。
君を後ろに乗せて。
一緒に風を感じた日のことを。

夕焼けのせいかもしれないけれど。
君の赤らむ顔は。
少し照れくさそうに見えた。

君は否定したけれど。
気にすることなんてなかったのに。
僕も同じだったんだから。

海に着いた頃には。
少し暗くなり始めていて。
周りには誰もいなかった。

そこでは波の音と。
裸足ではしゃぐ。
君の声が響き渡っていた。

急に静かになったかと思えば。
君は砂に何かを書き始めた。

砂の上に刻んだ言葉。
薄暗くてよく見えなかったけれど。

恥ずかしさが滲み出ていた。
君の後ろ姿。

それはとても。
愛おしく見えた。

こんな時間がいつまででも続いたらいいのにと。
何度思ったことか。

寄り返す波が 足元をよぎり何かを攫う
夕凪の中 日暮れだけが通り過ぎて行く

-出典:米津玄師/打上花火/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

寄り返す波が。
足元をよぎり何かを攫(さら)う。

砂の上に刻んだ言葉を。
波がすべて飲み込んでしまった。

書いた言葉を教えてよ。
とお願いしても。
君は教えてくれず。
地平線に広がる海をずっと眺めていた。

夕凪の中。
日暮れだけが通り過ぎて行く。

辺りはすっかりと暗くなってしまった。
いつの間にか。
波風が静まり。
風が止んでいた。

海には月の光が反射して。
月の道ができていた。

どれくらい時間が経っただろうか。
いきなり君は。
帰ろうと。
僕の手を引っ張った。

君は気づいているのだろうか?
初めて手を繋いだことを。

書いた言葉を後で聞こうと思っていたのに。
頭が真っ白になってしまったせいで。
すっかり聞きそびれてしまった。

もう。
一生分かることのない。
君だけしか知らない言葉。

パッと光って咲いた 花火を見ていた
きっとまだ 終わらない夏が
曖昧な心を 解かして繋いだ
この夜が 続いて欲しかった

-出典:米津玄師/打上花火/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

パッと光って咲いた。
花火を見ていた。

ドーンと。
大きな音を鳴らし。
空に咲く花は。
一瞬で消えたけれど。
花火を見て喜ぶ君の顔は。
ずっと笑顔で輝いていた。

花火の色で照らされ。
七色に輝く君の笑顔を。
僕は見れて嬉しかった。

きっとまだ。
終わらない夏が。
君と僕の。
曖昧な心を。
解かして繋いだ。

この夜が。
続いて欲しかった。

これからも。
ずっと。
ずっと。

「あと何度君と同じ花火を見られるかな」って
笑う顔に何ができるだろうか
傷つくこと 喜ぶこと 繰り返す波と情動
焦燥 最終列車の音

-出典:米津玄師/打上花火/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

「あと何度君と同じ花火を見られるかな」って。
笑う顔に何ができるだろうか。

夜空に大きく咲いては。
一瞬で消えゆく花火を見ながら。
考えてしまうんだ。

これからもあなたの隣で。
傷つくこと。
喜ぶことを。
一緒に体験し。
一緒に乗り越えたいと願っていたのに。

繰り返す波と情動。
もう少しであなたと離れ離れになることに対して。
何もできない自分に苛立ち。
焦燥。

まるで僕たちの関係を。
表すように。
鳴り響く。
最終列車の音。

君と過ごせる夏も。
終わりが近づいてきていた。

ああ。
もうすぐ夏が。

終わってしまう。

何度でも 言葉にして君を呼ぶよ
波間を選び もう一度
もう二度と悲しまずに済むように

-出典:米津玄師/打上花火/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

思い残すことがないように。
君の名前を。
一生分叫ばせて。

何度でも。
言葉にして君を呼ぶよ。

何度でも。
君の名を叫ぶよ。

波間を選び。
もう一度。
もう二度と悲しまずに済むように。

何度でも。
何度でも。
君の幸せを願い。
叫ぶよ。

さようなら。

ありがとう。

行かないで。

はっと息を飲めば 消えちゃいそうな光が
きっとまだ 胸に住んでいた
手を伸ばせば触れた あったかい未来は
ひそかに二人を見ていた

-出典:米津玄師/打上花火/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

君の隣で。
花火を見ていることが。
夢のようで。

はっと息を飲めば。
消えちゃいそうな光が。
きっとまだ胸に住んでいた。

君と二人でこれからも。
一緒に暮らせる。
ありもしない未来を。
ほんの少しだけ期待して。

手を伸ばせば触れた。
あったかい未来は。
ひそかに二人を見ていた。

今だけは。
誰にも邪魔されずに。
君との時間に浸りたい。

君の隣で。
君と手を繋ぎ。
君と花火を見ている。
今だけは。
僕の幸せを。
許して欲しい。

君と過ごす。
残り少ない時間は。

誰にも邪魔されたくないから。

パッと花火が
夜に咲いた
夜に咲いて
静かに消えた
離れないで
もう少しだけ
もう少しだけ

-出典:米津玄師/打上花火/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

パッと花火が。
夜に咲いた。

夜に咲いて。
静かに消えた。

消えないで。
消えてしまったら。
君との時間が終わってしまう。

消えないで。
離れないで。

もう少しだけ。
君と一緒にいたいから。

もう少しだけ。
君と一緒にいさせてよ。

もう少しだけ。

パッと光って咲いた 花火を見ていた
きっとまだ 終わらない夏が
曖昧な心を 解かして繋いだ
この夜が 続いて欲しかった

-出典:米津玄師/打上花火/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

パッと光って咲いた。
花火を見ていた。

ドーンと。
大きな音を鳴らし。
空に咲く花は。
一瞬で消えたけれど。
花火を見て喜ぶ君の顔は。
ずっと笑顔で輝いていた。

花火の色で照らされ。
七色に輝く君の笑顔を。
僕は見れて嬉しかった。

きっとまだ。
終わらない夏が。
君と僕の。
曖昧な心を。
解かして繋いだ。

この夜が。
続いて欲しかった。

これからも。
ずっと。
ずっと。

パッと花火が
夜に咲いた
夜に咲いて
静かに消えた
離れないで

もう少しだけ
もう少しだけ

-出典:米津玄師/打上花火/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

パッと花火が。
夜に咲いた。

夜に咲いて。
静かに消えた。

消えないで。
消えてしまったら。
君との時間が終わってしまう。

消えないで。
離れないで。

もう少しだけ。
君と一緒にいたいから。

もう少しだけ。
君と一緒にいさせてよ。

もう少しだけ。

君のことが。
好きだから。

まとめ

いかがでしたか?
あなたにも忘れられない夏の思い出はありますか?

夏は皆で海やプール、夏祭りなどのイベントが多く、楽しみな季節でもありますね。
切ない思い出にせず、楽しかった思い出にしてくださいね。

今日の花火大会行くの? 二人でいこうよ

及川なずな『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』より

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最後に

歌詞の解釈は人それぞれです。

米津玄師さんの「打上花火」を聞いて、あなたはどのように歌詞を解釈しましたか?

私の解釈とはまた違った解釈かもしれませんね。
歌詞の解釈により、曲は違った顔を見せます。
つまり、色んな解釈を知れば、色んな顔の曲を楽しむことができます。
これも音楽を楽しむ醍醐味だと思いますので、あなたも色んな解釈をしてみてくださいね。